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「カント哲学と現代 : 疎外・啓蒙・正義・環境・ジェンダー」
杉田聡 / 行路社
定価: ￥ 3,740

カントのテキストに依拠する、各種の理性批判への序論的な試み。カントの自由論・疎外論・啓蒙論・正義論・環境論・ジェンダー論を取り上げ、カントが提示した思想に学びつつ、現代の焦眉の問題を考察する手がかりとする。



※主に外面、とくにカバーに黒ずみやコスレ傷、角やふちの軽いほころびなどの小傷みが多く、やや中古感があります。紙面は目立った傷みがなくきれいですが、まれにページ端の軽い傷みや角のちいさな曲がり程度はあります。書き込みはありません。






■目次

はじめに 問題としての理性−カント的理性批判の課題

第一章 カントの自由論−二つの、しかも全く異なった
第一節 自然（Ｎａｔｕｒ）必然性と自由
第二節 本性（Ｎａｔｕｒ）必然性と自由

第二章 カントの疎外論−他律的（受動的）理性批判
第一節 カントと疎外の問題
第二節 他律的（受動的）理性批判
第三節 いかにして疎外は克服しうるか

第三章 カントの啓蒙論−啓蒙的理性批判・実用的理性批判
第一節 悟性使用と啓蒙
第二節 啓蒙的理性批判−文明化と道徳化
第三節 実用的理性批判−啓蒙とエゴイズム

第四章 カントの正義論−功利主義的理性批判・西洋的理性批判
第一節 カントの部分的正義論
第二節 カントの全体的正義論−功利主義的理性批判
第三節 国際的正義とカント−西洋的理性批判

第五章 カントの環境論−技術的理性批判
第一節 技術的理性とその歴史的進化
第二節 技術的理性批判−目的と手段・価値中立性・機械論的自然観
第三節 技術的理性と環境問題−カントの環境論

第六章 カントのジェンダー論−男性的理性批判（普遍的人間理性批判）
第一節 カントの性（セクシュアリティ）倫理学
第二節 カントの性（ジェンダー）倫理学
第三節 カントがフェミニズムに寄与したもの−男性的理性批判（普遍的人間理性批判）・男権主義的理性批判

結びにかえて−カント的理性の批判






【管理用】
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カント哲学と現代 疎外・啓蒙・正義・環境・ジェンダー 杉田聡／著